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清泉寮から清里の中心街までは本当にもうすぐそこである。
清里の市街地まではまたしても下り坂であった。
うおおおおお全力でブレーキ!!!!!
じりじりじりじり…
…
………
寒いです\(^o^)/
ストーブの前で散々温めて出発した体は、この下り坂を下り終えた時には完全に冷え切って私は再び寒さに震えていた。
程なくして私は清里の駅前に到着した。
しんしんしんしん…
今日は休日であったが、完全にオフシーズン模様の清里駅前には、人の気はなく、静寂が街を包んでいた。
記念にと清里駅前で数枚写真を撮った後私は、いよいよ今回の目的地である野辺山高原へと向かう為、足早に清里の市街地を後にし、国道141号線へと合流した。
まきば公園以来、ずうーっと下り坂が続いていたのだが、国道に合流すると今度は一転して登り坂が続くようになった。
国道では先の高原道路と比較して、路面の状況はそれほどはひどくなく、路肩も十分自転車で普通に走行できる状態であったのだが…
…!!こっ…これは意外ときついぞ…
くそっ…
…ぜぇはぁぜぇはぁ…
うぅ…くっ…っ…!
これは、フロントギアを一段落として回転数を上げるしか…
いざ加速!!!うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
ガキョ!!!!!
…
( ゚д゚)!?
あれ?ギアが…落ちない…っ…!?!?
もう一度!!!
ガチャ!ガキ!グキャ!ガキ!
…
なんで(´・ω・`)??
いやぁー、ここに来て自転車のトラブルとは参ったもんだよ…
私は、何故フロントギアが上手くシフトしないかという原因を探る為、一旦国道脇で自転車を降りて前ギア周りを確認したのだが、我が目を疑った。
つららが張っている。
びっくりだった。
見たら自転車のフロントディレーラー(前ギアをシフトさせる変速器のこと)の周辺はかっちかちに凍っていて、チェーンリングからはつららが垂れている。
なんかさっきからどーもギアのシフトチェンジがスムーズでないと思っていたら、まさかこんなになってるとは…
あまりに寒い中で走るとこんなことになるのか…
このような事態は私も想定外であった。
これを教訓にせねばなるまい…
前ギア周りはわりと真剣にがちがちに凍りついていた。
思わずどうすればいいのか慌ててしまって、バックに入っている自転車用工具セットからペダルレンチを取り出してしまったほどだ。
ペダルレンチを駆使し、なんとかギア周りに張り付いた氷を丁寧に取り除いた後(少しまだ残っていたが)、再び自転車に跨ってこぎ出したところでフロントギアはようやく正常に動き出した。
とにかく事なきを得た。
いくら寒いとは言えチャリに氷が張るというあまりの出来事に私は、ひどく驚いていたのだが、そうこうしているうちに、登り坂は次第に緩やかになり、長野県との県境に辿り着いた。
野辺山高原である。
長野県側、野辺山高原のある南牧村に入って少し進んだところで脇道へ。
脇道にそれる事直ぐのところで私は、鉄道最高地点の碑を発見した。
何気ないトコロに鉄道最高地点はあった。
記念碑の前で写真をパシャリ。
この最高地点を過ぎて少し進んだところにはJRの鉄道駅の中で最も標高の高い所に位置する野辺山駅がある。
野辺山駅まではあと少しだった。
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