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第81回 八ヶ岳高原自転車旅行
2011/3/26
- 旅の始まり
- 朝の中央本線にて
- 小淵沢駅
- 小淵沢〜甲斐小泉(三分の一湧水)
- 甲斐小泉(三分の一湧水)〜八ヶ岳高原ライン
- 八ヶ岳高原ライン
- まきば公園〜東沢大橋
- 東沢大橋〜清泉寮
- 清泉寮
- 清泉寮〜清里駅前〜野辺山高原
- 野辺山高原 前編
- 野辺山高原 後編
- 野辺山高原〜韮崎〜甲府
- 終わりに
○まきば公園〜東沢大橋○
ｻﾞｯｸｻﾞｸｻﾞｯｸｻﾞｸ…
雪は未だ極当たり前のように積もったままだった。
休憩する事にしたとは言え、誰かがいるわけでもなく、公園は冬期間の為、完全にオフの状態であった。
雪が舞っているので、空は曇りがちだったが、公園から向かいの山並みは良く見えた。
うぅ〜寒いぜ…
自転車をこぐ足を止めたら止めたで、寒さは次第に体感的に堪え難いものになり、私の体はみるみるうちに冷えていく。
いかんいかんという事で私は、公園からの展望をしばし眺めた後、すぐに自転車に乗り再び動き出すことにした。
まきば公園から先は下り坂になっていた。
…が、下り坂だからといって勾配に自転車を任せて坂道を下って行けるわけではない。
下り坂こそが、むしろこの凍結路を自転車で進んで行こうとする者には最も困難な道程なのである。
絶対に…滑ってはならない…
私は全力で両手でブレーキを握りしめ、普段ならあっという間に終わってしまう下り坂を、これでもかという程の低スピードで、のろのろ下って行った。
…ぜぇはぁぜぇはぁ…
この自転車旅行において、最大の緊張感を持っての走行である。
坂を下りきったところで私は東沢大橋へと到着した。
この東沢大橋は八ヶ岳高原の中でも屈指の絶景スポットであり、渓谷に真っ赤な橋がかかる様子と背景に見える八ヶ岳が素晴らしいという事で、私もここで一旦自転車を降り、景色を写真に収めて行くことにした。
ではでは早速写真を一枚。
雪は未だに結構な勢いで舞い続けている
しんしんしんしん…
…
………
私が写真に収めたその光景は完全に冬の一枚だった(笑)
