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自転車を止めて参拝受付へと私は向かう。
大迫力の雲龍図があった天龍寺、
ド派手な金閣が私に大きな大きなインパクトを与えてくれた金閣寺、
ひっそりと佇む銀閣に「わびさび」の文化をひしひしと感じることが出来た銀閣寺…
と、いやはや今日は思えばその都度驚きと感動の連続だったなぁ。
私は歩いている間、ふとそのようなことを感じながら受付へと向かっていた。
客観的にみればまさに定番の盛り合わせのような私の京都観光プランであったが、どの寺社もそれぞれ特徴があって、私にとっては非常に面白く満足していた今日ここまでの観光である。
さてさて、お次の三十三間堂はどんな姿を見せてくれるんだろうか…+(0゚・∀・)+ ワクワクテカテカ +
などと言って、これまでの行程を振り返りながら一人でひっそりと心を弾ませていた私だったのだが、ここで私は今までの寺社仏閣にはなかったある異変に気付いた。
…
なんだか…雰囲気が………重い!?!?
確かに私が今日巡って来た3つの寺社はどこも世界遺産に登録されていて、それはそれはもう名の知れたメジャーなお寺ばっかりだったということもあって、門前街や境内は多くの観光客でがやがやしていた。
…のだが、ここ三十三間堂の門前の雰囲気はそれに比べて何かが違う。
しかしながら、三十三間堂は世界遺産には登録されていなくとも、それでも京都の中ではよく聞く観光名所のはずなんだが…
まぁ別に他の観光客も変わらず多く見かけるし、私の思い違いか…
…
「本堂内写真撮影禁止」
やはり何かが違うのか―(゚Д゚;)!?!?!?
この場所に漂う雰囲気に多少戸惑いながらも私は参拝受付を済ませて、履物を脱ぎ、早速本堂内を参拝することにした。
…( ゚д゚)
なんぞ…こりゃあ…一体…?…!?
本堂を順路に倣って進み、角を曲がったその先に見えたのは、圧倒的な数の観音様の列であった。
先が見えねぇ…
千手観音像が1000体安置されているとは話には聞いていたが、1000体もの観音様が並ぶ様がこんなにも圧倒的だとは…
およそ1000体にものぼる千手観音様の像は縦横きれいな列に整頓して並べられていたのだが、まず横の列は私が先程感じた通り、一番端からではどこまで列が続いているのかが全く分からない。
さらにその上、目視で確認できる縦の列もそれはそれで結構な数が並べられており、ちょっと私は数え始めてみたのだが、もう途中で数を数えるのを諦めてしまいたくなるほどに観音様は安置されていたのだった。
(実際、私は更に数回、列を数えようと試みたが、結局いつも数が中盤ちょい過ぎ辺りでぐちゃぐちゃになってしまった為に、諦めた。)
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