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庭園をしばし眺め、境内奥の方もちらほらと散策し終えて私は、再び入口へと戻ってきていた。
さてさて庭園も見終えたし、境内も一通り散策し終えたし、これで満足満足…
ということではなかった。
実は天龍寺観光のハイライトはここからである。
なんと今回、特別展示として法堂にて現代日本画家である加山又造氏が新たに描き直した天井一面にダイナミックに龍を描く雲龍図が公開されているとのことなのだ。
特別展示となれば見に行かないワケにはいかないなぁ…
と、いうわけで早速法堂へ。
ぬ、雲龍図参拝は別途500円だと…!?!?
し、しかしせっかくここまで来て500円をけちったばかりに雲龍図を逃すわけには…
少々渋面をしていただろう、私は躊躇なくとはいかなかったが、せっかく今日はめいっぱい京都観光!ということなので、ここは思いっきり良く別途500円の参拝料を受付で支払い、履物を脱いで雲龍図見る為に法堂の中へと入って行った。
おおぉぉ、これが…
見上げると天井一面に描かれた大迫力の雲龍図だった。
それなりの大きさのある法堂の天井一面に龍の絵が描かれているということもあって、とにかく迫力、迫力…
迫力がすごい。
堂内を天井の龍を見ながら歩いて行くのだが、龍の目線はまるで私が動いている跡を離さず追っているかのように、絵を見る私の目を龍の方もずっと見ている気がした。
私は尚も天井に描かれている龍から眼を離さずに、お堂を歩き続ける。
同じく尚も私から視線を外さない龍。
龍、龍……龍………
…
ありゃ?もう出口だって…??
…はい、終了ーーー!!!!!
龍から眼を離さずに堂内を歩き続けていた私は、気がつけばあっという間に出入り口の方まで戻ってきてしまい、後は人の波に押されるがままに、私の雲龍図拝観タイムはそのままあえなくものの5分ほどで終わってしまった。
(ちくしょー、まだ500円分見てなかったのにー(T_T)
天龍寺の新しい目玉となる雲龍図を私はあっという間に見終えてしまい、もう少し長居すれば良かったと若干の心残りはあったものの、気を取り直して私は朝の天龍寺を後にし、嵐山観光へと戻って行った。
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