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第78回 雪見自転車旅行in草津
2011/2/13
○群馬藤岡〜渋川○
自転車で駅を出ることすぐに藤岡の市街地は終わりを告げた。
見渡せる範囲が段々と広がっていく…
今日は冬の関東平野らしい、文句のつけようのないほど空気の澄んだ快晴だった。
市街地を外れて、県道を北へしばらく走らせた場所からは、遠くに聳え、すっかり雪化粧して白くなった榛名の山並みや赤城の山を非常にはっきりと、クリアーに眺めることが出来た。
そうして、尚も県道を北上し続けた私は、自転車を漕ぎ始めて1時間経ったか経たないかの頃には既に国道17号線へと合流し、群馬の県都である、前橋の街へと到着していた。
前橋の街にも毎度、群馬においでの際には重要な補給ポイントとして何度もお世話になった私なのだが、今回はまだまだ走り始め。
群馬藤岡の駅を出て、依然好調だった私は、そのまま快調に前橋の市街地を走りぬけ、その先の街である渋川の街を目指すことにした。
やがて、前橋の市街地を縦に貫き通すように走っている国道17号線は前橋の市街地をも抜けて渋川の街へと差し掛かかっていく…
もうこの辺りまで来ると、いよいよ関東平野の北の端っこ、本格的な山ステージはすぐそこだ。
良く晴れた今日は左手に榛名山の、右手に赤城山の雄大な山並みを眺めることが出来て、走っていて大層気持ちが良い。
去年は山に雪なんて被ってなかったんだっけなぁ…
渋川伊香保のインターをくぐる。
粉のように淡く、細かい雪が歩道を白くうっすらと雪化粧させていた。
徐々に雪国が近づいてきていることを実感した私は、なんだか今回は本当に素晴らしい雪景色が見られる気がしたのであった。
