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第78回 熱海自転車旅行

2010/12/29


○小田原〜真鶴○

さてさて、小田原の市街地に無事到着し、休憩を挟んだ後、私はいざ東海の地である熱海を目指す為、再度自転車に跨った。

関東から東海の地へ抜けるには、眼前に高く聳える箱根の山を越えなければならないのが通例なのだが、熱海は静岡県の中でも伊豆半島の東側、相模灘に面する街である為、今回はその必要はなかった。

私はここで平塚以来走って来た国道1号線とお別れをして、海岸線をひたすら南下するルートである国道138号線へと乗り換えた。

国道138号線を走ること少し、早川を過ぎる辺りでは、次第に左手に海が見えるようになり、それらしい景色になっていた。

国道135号線1

この辺り、国道138号線が走っている小田原〜熱海間は山が海岸線ぎりぎりにまで迫り、平地の少ない急峻な地形になっているエリアである。

それ故、海岸線ぎりぎりにも国道を通せない区間が存在しており、峠と呼ぶまでには至らないが、熱海へ至るまでは多少のアップダウンがあるルートとなっていた。

(しかし、観光開発なのか、観光需要があるせいか交通量は盛んで、国道138号線と並走して、真鶴道路や熱海ビーチラインなど様々な自動車専用道路が整備されている区間でもある。)

(ただでさえ、平地が少ないってのに…^ ^;)

やがて石橋ICを過ぎ、西湘バイパスが終わるころには、国道138号線はとうとう本当に海岸線ぎりぎりを走るようになっていた。

今日は見事なまでの快晴だ。

風が真北からの風であったのか、ここまでの行程は冬季お馴染みの猛烈な向い風に悩まされることなく、至極順調であった。

左を振り向けば、澄みわたる程の青空と、果てしなく雄大に広がる青い海が見える…
もはや夏と錯覚して思わず海に飛び込みたくなってしまう程、開放的な景色だった。

国道138号線で更に南下し、根府川まで来たところで自転車から降りて、後ろを振り向いたときには、私が朝方ひたすら走って来たであろう湘南の海岸線と、国道1号線とお別れした小田原の市街地がクリアーに一望することが出来た。

国道135号線2根府川

更に自転車を南へ走らせる…

真鶴町の少し手前まで来たトコロで国道138号線は真鶴道路と分岐した。
先を見据えると、国道138号線は右へ山の方に伸びており、対して真鶴道路は正面、トンネルになっていた。

正面を見る。





ちぃ。
自転車通行禁止の看板だ。

もしかしたら海岸線沿いの真鶴道路を…と淡い期待をしていた私は、期待をあっさり裏切られ、肩を落としながらもしぶしぶ右の国道138号線、山の方へ伸びて行く坂を登り始めた。


登り坂は傾斜はまずまず苦しいものであったが、そんなに長くは続かなかった。

丘の上まで来たトコロで並走していた東海道線がトンネルから顔を覗かせる。
そのまま丘上を走り続けたトコロで私は真鶴町の玄関口である真鶴駅前へと到着し、駅前の交差点でしばし立ち止まることになった。

丘上からは、陸側から海に向かって細長く突き出た真鶴岬の様子がなんとなく覗うことが出来た。

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