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番外編 秋の紅葉散歩
〜御岳山ハイキング編〜

2010/11/14


御岳神社〜御岳駅○

ハイキングはまだまだ続く。
長尾平のベンチで小休止した後、私達はすぐに次の目的地である綾広の滝へと向かうことにした。
ここから先、綾広の滝に至るまでは主だったコースとして2通りが考えられるが、どちらも結構本気な感じの登山コースとなり、深い林の中を軽くアップダウンに翻弄されながら進んで行くこととなる。

私達が歩く左手は絶望的な急斜面で、転がり落ちようものならまさに命はいようだ…。

登山道を歩くこと十数分。
小さな山小屋のあるところを左に折れて少し下ると、綾広の滝に到着だ。
春来た時は新緑と相まって、なんだか非常に涼しげな印象を受けたが、背景の木々が色づいた中で見る滝は、春来た時とまた違った趣があるなぁ、と感ずる。

近くに寄って写真を撮った後、私達は今来た登山道を引き返さずに、もう1つのルートで長尾平まで戻ることにした。

登山道綾広の滝

さてさて、ここから先、静かな林の中を抜ける第一ルートとはまた異なり、第二ルートは滝から流れ落ちた、この渓流沿いを下りていくルートとなる。
この辺りはロックガーデンと呼ばれるところで、自由に渓流との触れ合いを楽しみながら散策できるのが特徴だ。

足元はかなりごつごつしていて、おまけに水に濡れているので、少しでも気を抜けば、つるっと足元をすくわれ、

おっと、危ない!

と、こうなる。
足元に十分に気をつけながら、私とクマさんは渓流散策を楽しんだ。

派手に赤や黄色に色づくもみじやイチョウからも十分、秋の風情を感じるが、こちらは渓流沿いに大量に降り積もる落ち葉がまた秋を引き立てる…。
昨日の富士五湖とはまた異なる、秋の紅葉散策が出来て私は非常に満足であった。

ロックガーデン

しばらく、渓流沿いの道を下ると、ハイキングコースは天狗の形をすることでその名のついた天狗岩のところで、長尾平へと戻る登山道へと合流した。

これが、ガイドマップに書いてある天狗岩かぁ。

と、感心しては見たものの、残念ながら私には、どこからどういう風にして見ても、全く天狗の形に見えなかった(笑
ちなみにこの天狗岩、横の鎖を伝って、岩の上へと登ることが可能だったようだが、今の私の足には到底そんな余裕はない。

更に…
この天狗岩前で分岐している登山道を長尾平方面とは逆に、更に下へ降りて行くと、七代の滝と言われる滝がある。
しかし、今回、七代の滝まで行くのはパスだ。

(何せ前回は意気揚々、気分るんるんで下っていったところ、帰りはそりゃあもう泣きそうになるくらいに果てしない上りが続き、非常に辛い思いをしたものですから…^_^;)

なので、いそいそと私達は天狗岩を後にし、長尾平へと戻る登山道を登ることにした。

行きはモチベーションもあって足取りが自然と軽くなるが、帰りは比較にならないほど足が重い。
登る時は常に自転車でも徒歩でも、なんでものろのろな私であるが、今日はいつも以上にのろのろだ。(本日3回目)

苦心して、長尾平まで戻って来ると、私はまた近くにあったベンチで小休止を挟み、元来た道で御岳山駅へと歩いて行った。

ちんたら歩くこと少しで、私達は御岳山駅まで戻って来た。(途中、茶屋で水あめが売られていたもので、ついつい買ってしまった。)

御岳山の駅に着く頃には、日は随分傾いていて、既に午後の3時を過ぎていた。
朝からハイキングを楽しんだ人々も、そろそろあっちこっち行ってきて満足している頃合いだったので、駅前は帰りのケーブルカーを待つ人達で溢れていた。

しばし待った後、ケーブルカーに乗り込むと、ケーブルカーは行きと同様、あっという間に私達をふもとの滝本駅まで連れてってくれたのであった。

あとは、もう帰るだけ。

しかし行きでも鬼のような傾斜で私を苦しめたこの15%の激坂は、下りになっても私を苦しめた。


ふんばりが全く効かない。

そりゃそうだ。
昨日、峠を攻めてボロボロになった上、今日は一日、凸凹したり足場の悪い山の中をぐるぐる歩かされたのだから。
足はもはや悲鳴を上げるどころの騒ぎでは収まらず、限界を通り越していたわけだ。

なんとか、楽して下れる方法はないか。
と私は模索した結果、私はある1つの結論に辿り着いた。

そうか。
何にもせずにただ傾斜のままに任せるのが一番なのか!

早速、実行に移す。
頭を上げて、何も考えず、ただ下るがままに任せる…

あぁ、なんて楽なんだ、天国…

もう、勢いが止まらないぞ…


しかし、確かにこの方法は楽なのだが、これにはひとつ致命的な欠陥があった。

全身の力を完全に脱力、足はバタバタ、腕はぐにゃんぐにゃんだ。
何より気持ち悪い。
とにかく動作が気持ちが悪かった。
傍から見たら、さぞや私は変人だったに違いない。

ママー、あの人、すごく頭がおかしいよー!?」
「シーッ!みゆき(仮名)、あっちは見ちゃダメよ!!!」
まるで、こんな声が聞こえてきそうだ。


あれ?

ちょ、今本当に誰かに見られた―!?(゚Д゚)ガーン

何をやっているんだか。
こんなアホなことをしながら、私はとうとう御岳の駅まで戻って来た。

全身疲労感MAXであったが、心地良い充実感が私を包む…
今週末は、2日とも素晴らしい秋の景色に触れることが出来て良かった。

帰りのハイキング客でごった返していた奥多摩線を、青梅で乗り換え、椅子に座るや否や、私の記憶はそこで途切れた。


その後、月曜からの一週間は地獄を見るような日々を送ったことは言うまでもない。


(´・ω・)つ旦
はい、皆さんお疲れさまでした〜♪
短くすると言っておきながら、今回もまた思いっきし肩に力が入ってしまいましたね!

番外編と言うことでしたが、いかがでしたでしょうか?
今回は自転車の出番は一切ありませんでしたが、今後もこのように、自転車旅行以外で行ったところも1つの旅行記として記していこうと思うので、よろしくお願いしますm(_ _)m

もちろん、自転車旅行も更新しますよ!
…というわけで、次回は自転車旅行記の方でお会いしましょう〜
ではでは( ´∀` )ノ

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