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No.016 国道17号線：前橋～渋川

type:街道など

ロケーション：平地

旅行・観光基本データ

国道17号線は東京都中央区日本橋を起点として新潟県新潟市へと至る全長341.5kmの国道。
首都圏から新潟へと至る主要な国道としての役割を担う。
江戸時代には江戸と地方を結ぶ主要な五街道として国道17号線の一部が中山道として整備された。

現在でも主に首都圏内において群馬・埼玉方面と東京とを結ぶ主要な役割を担う路線の1つであり、本線とは別に新大宮バイパスや上武道路など多くのバイパスが本線と並行するように整備されている。

今回、この項では国道17号線の区間のうち、前橋市表町一丁目交差点から渋川市中村三差路交差点までの区間について述べる。
当該区間もまた前橋の市街地と渋川の市街地とを結ぶ重要路線である。
特に前橋の市内においては中心街を縦に貫くように走っており、前橋駅や前橋市役所、群馬県庁などは国道17号線のそばにあり、中央前橋などの駅も近くに位置する。

また、関東平野を離れてだんだんと山岳地帯へと移行して行く局面を走る道であり、沿線からは随所に山々を眺めることが出来る。

起点：東京都中央区日本橋
終点：新潟県新潟市中央区本町交差点
アクセス
車：関越道前橋ICより国道17号線約5分(前橋市表町まで)
　　関越道高崎ICより県道23号線/県道13号線/県道11号線約10分
　　⇔前橋市表町より国道17号/前橋渋川バイパス経由渋川まで約20分
自転車：高崎から県道12号線/国道17号線約10km
　　　　伊勢崎から県道75号線/駒形バイパス/県道11号線約16km
　　　　⇔渋川まで国道17号線約13km

→高崎市街地まで
　前橋から国道17号線約12km
　渋川から前橋渋川バイパス/国道17号線約25km
→赤城山頂まで
　前橋から県道4号線約27km
　渋川から国道17号線/国道353号線/県道4号線約32km
→伊香保温泉郷まで
　前橋から国道17号線/前橋渋川バイパス/県道33号線約23km
　渋川から国道17号線/県道33号線約11km

国道17号線を自転車乗り的視点で見る!

前述の通り、前橋の街と渋川の街とを結ぶ重要な路線として大きな役割を担っている国道17号線なのだが、ここではこれらの区間を更に大きく3つに分けてその特徴を見て行こう。

表町の交差点を出発していきなり、国道17号線は前橋の中心街へと突入して行く。
中心街には前橋市役所や群馬県庁などの行政機関や前橋駅、中央前橋駅、商店街に前橋公園などがあって、多くの施設が密集しているエリアである。
中でも中心街でひと際目を引く建物と言えば高さ約153m、地上33階建てにもなる群馬県庁で、庁舎内の展望台はなんと一般に無料で開放されている。

国道17号線からなら1kmも離れていないところに県庁はあるので、前橋に来た際には是非、寄って行くとイイだろう。

さてさて前橋の市街地を縦に縦断するように走っている国道17号線なのだが、市街地も北の方まで来ると中心街にあったような密集感は次第に薄れていき、視界が見渡せるようになるほど広がっていく。
この辺は関東平野でも北の端っこだ。
北毛の山々は徐々に迫り、晴れた日には両脇にある榛名山や赤城山の山並みを眺めながら走ることが出来る。

いずれの山も群馬三山に数えられる程の名山で、雄大な山並みを楽しみながらのサイクリングはとても走っていて気持ちのいいものになるだろう。

そして渋川伊香保のインターを抜けて坂を下れば渋川の市街地だ。
目の前には子持山などの山はもうすぐそこまで迫り、渋川を過ぎて沼田・みなかみ方面へと進んで行くと、いよいよ本格的な山岳ステージへと突入する。
また、渋川の辺りは国道353号線や国道17号線のバイパス、そして国道17号線の本線が複雑に入り乱れるエリアなので、案内を注意深く見て、自分が目指したい方面を見逃さないようにして行こう。

ちなみに、本区間には新しく前橋渋川バイパスが整備された。
道中どちらを進んでも前橋の街、渋川の街にはそれぞれ辿り着くことが出来るので、迷わないように注意して欲しい。

おまけ・その他国道135号線写真集

執筆日：2011/5/27
取材日：2010/2/23、2010/10/16、2011/2/13、2012/7/26

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