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まだまだ3月も始めと言うこともあってもう既に随分と日は傾き、辺りはやや薄暗くなりかけていた。
参った参った…先を急がなくては。
…う〜ん、しかしやっぱり食べ歩きもしたい!!
結局私は、通りに立ち並ぶ茶屋の誘惑に耐えきれず、気がつけば右手にはお茶、左手には煎餅を持った状態で、ゆったりと椅子に腰掛けながら、がっつりと食べ歩きを満喫していた。
…?
………はっ、いかんいかん!!
そろそろ本当に暗くなってしまう…
ってか、あんまりだらだらしてるとマジで清水寺閉まっちゃうじゃん!!
ガクガク((((;゚Д゚))))ブルブル
いきなりあまりに気が急いていたせいか、私はお茶の中に食べかけの煎餅をpit-inさせてしまうという大ちょんぼをやらかしてしまうのだが、懸命に通りに並ぶお店の誘惑に耐えつつも私は清水寺の門前目指して坂を登って行った。
門前着。
いやぁ〜、なんだかすっごく懐かしいなぁ〜(^^♪
なにせ京都は中学生の時の修学旅行以来だ。
もはや彼方となってしまった当時の思い出は今は既にぼんやりとしか思い出すことが出来ないが、それでもこの清水の門前の雰囲気にはどことなく懐かしさを覚えていた。
巨大な仁王門をくぐって階段を登りながらずんすん進んで行き、拝観受付で入場料を払って更に奥へ…
拝観受付から歩いてすぐのところであの有名な清水の舞台は登場した。
…なーんでこんな、崖際に建てたのかなぁーと来る度思う。
(…まぁ、まだ2回目ですけどねっ^ ^;!!)
とは言ってしまうものの私も他の観光客の方々と同様にあちらこちらでカメラのシャッターを押しまくりながら、舞台から見える京都市街の様子や舞台の上の雰囲気をすっかり楽しんでいた。
舞台から更に先へ進んだところに私のお気に入りスポットはあった。
どうやら奥の院と呼ばれるこの場所からは、清水の舞台と京都の市街地の様子を同時に眺めることが出来、なんとも贅沢な風景を楽しむことが出来る。
今日は日本海から流れ込んで来た雪雲の残骸がここ京都上空にも随分と侵入して来ている。
三重塔からまるで煙のようにもくもくと雲が連なり、その隙間から夕暮れの日差しが差し込んでくる様子はなんだか荘厳でとても神々しい…そんな印象を私はカメラのシャッターを押しながら感じることが出来たのであった。
さてさて絶好の撮影スポットで満足のいく写真が取れた私は、階段を下りて、お次は音羽の滝と呼ばれる参拝スポットへとやって来た。
なんでもこの滝、3本滝が落ちているのだが、それぞれ
「学業成就」
「恋愛成就」
「延命長寿」
の3本の願いを宿していると言われており、3本の滝のうち自分の叶えたい願い事の水を滝から汲んで口に含むことによって願いが叶うという謂れがある滝である。
さすがに大の大人である私は3つ全部飲んでしまうというチート的なことはよそうと思い、踏みとどまった。
願いの滝のうち、そのうち1つから流れ落ちる水を口に含んでから、私は清水寺を後にした。
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