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公園に自転車を置いて都庁へと歩き出す。
建物の裏側から正面入り口へ。
なんなんだろうか。ここは。
縦横に走る道路は地上へ地下へ。地下へ地上へ。
そして都庁と道路を挟んで対になっている都議会議事堂前の広場はなぜか都庁と同じ高さにはない。
…意味が分からない。
もはや私には目の前に広がるこのあまりにも立体的に構成された都市空間を理解することが出来なかった。
西新宿の超高層ビル街に来て以来、終始その光景に圧倒されっぱなしの私であったが、いよいよ都庁のエントランスをくぐり展望台へと向かった。
荷物検査をパスして早速展望台行きへのエレベーターへ。
展望階直通のエレベーターは、案の定ものすごいスピードで天井まで駆け上がってくれた。
北展望台。地上45階。高さ202m。
かぁ〜〜〜〜〜、なるほどねぇ…
穏やかな秋空の下、多少遠くは霞んで見えたが、展望台からは東京の街並みを文字通り遠くまで一望することが出来た。
私は窓1つ1つ毎それぞれから見渡す東京の街並みを楽しんだ。
都庁西側。
間近に建つ新宿パークタワーを眺めながら城西から中央線沿線の市街地を見渡すことが出来る。
市街地は途切れることなく、地平線霞んで見えなくなるところまで果てしなく広がっていた。
一方、都庁東側からはそれとは対照的に無数の高層ビルが点在する都心の様子を眺めることが出来た。
目だって見えるようなものは代々木のNTTドコモタワー、六本木ヒルズ、それに、東京の中心に広大な敷地を有する皇居の森などといったところだろうか。
そしてやはりこちらの窓から目を引くのは、一番目の前に見える同じ西新宿の超高層オフィス街だ。
真下から見上げたときにはあんなに空へ果てしなく向かってのびているように思えたビルより今、私はそれと同じもしくは高いところにいるのだ。
地上にいた時にはあんなに圧倒的だったものが今は全くちっぽけな存在に見えてしまう。
…が、窓ののぞき込んで見るとこれまた恐ろしかった。
どのビルも今はるか下に見えている地上からここまでメキメキとのびている様子がリアルに分かるのだ。
なんだが、超高層ビルの下から見上げた時の圧倒的なあの感じが甦って来るようだった。
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